沿道の民地側スペースに、持ち運び可能なバッグ型プランターを置き、住宅や店舗の前でそこにお住まいの方がたが野菜やハーブなど食べられる植物を育てることで、「Edible landscape(エディブルランドスケープ:食べられる景観)」を展開するプロジェクトです。
おそろいプランターがならぶことで人とひと、人とみどりとをつなぐ「食べられる(=edible)」「道(=way)」となり、「食べられる景観(=edible landscape)」を展開する「方法(=way)」をみんなで探求しよう!というふたつの意味を持ちます。
園芸活動を通じてコミュニケーションを生み出しゆるやかな顔のみえる関係づくりを目指しています。
植栽の大多数の部分が食べられるもの(果実や木の実、葉など)を提供する景観」を意味し、もともとは家庭の敷地内の園芸において使われた言葉です。「食卓においしく健康的なものを運び、水や土、エネルギーの消費を切りつめ、食べられる植物をもちいて美しくよく計画された景観をつくること*」をいいます。
持続可能な都市開発においても、教育的な場の提供、交流促進、地域での連帯感の醸成といった社会的効果などが示されています*。
エディブルウェイでは、食べられる景観や園芸、植物をテーマにした活動をしています。
沿道で野菜やハーブなど食べられる植物を育て、食べられる景観づくりを実践しています。
植物をつかったクラフトやハーブクラフトワークショップを開催し、地域環境を学び合う場づくりをしています。
収穫物を少しずつ持ち寄り、一緒に食べる活動をしています。
エディブルウェイのプランターには三角帽子の「トムテ」のクラフトサインがかざられています。「トムテ」は、北欧の妖精で、農家に住み農作物や家族を見守ってくれるそうです。
松戸の森の管理で出る剪定枝をいただいてつくったトムテたちが、エディブルウェイのプランターも、見守ってくれています。
2020年より、地域住民、千葉大学OB・OG、学生が協力し、市民活動としてプロジェクトを継続しています。
沿道での食べられる景観づくり、植物をつかったクラフトづくりから地域環境を学び合うこと、地域でのゆるやかなつながりづくりを目指しています。
2016年に千葉大学園芸学部木下勇地域計画学研究室コミュニティスタディグループの大学院生メンバーと地域にお住まいの方が協力し、JR松戸駅から千葉大学松戸キャンパスまでの約1kmの沿道地域でプロジェクトを開始しました。